ホテル1階のお寿司屋さんから部屋に戻ったのは2時半。その5時間半後には、同じ席で朝食を食べていました(笑)

朝食はチェックイン時に4種類の中から選びます。今回は違うものにしようかなと思っていたのですが、夜に結構食べたりしたので、お粥にしていてよかったと思いました。
明太子、ポテトサラダ、こんにゃくの煮物など6種類のおかずやアラのお味噌汁もおいしかったです。

この日は佐賀県の唐津(からつ)へ。私も唐津は初めてでした。
日帰りで行けるところはどこかなといろいろ調べていて美味しいものを食べられるところを見つけ、時間もそんなにかからず行けることがわかったので唐津に決めました。
福岡から唐津までは地下鉄(途中からJRに相互乗り入れ)で行く方法と、高速バスで行く方法があります。時間はあまり変わらないものの、ゆっくり乗っていられることを考えて高速バスを利用。1時間20分ほどで到着です。
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左の写真は唐津のバス停近くにあったものですが、唐津駅前には曳山の碑(右の写真)があります。
これは唐津の有名なお祭り『唐津くんち』に使われる曳山(ヤマ)のモニュメントで、碑の台の壁面にはお祭りで使われる14の曳山の銘版がはめ込まれています。
高速バスで到着後、唐津駅のロッカーに荷物を預けてこの曳山が展示されている『曳山展示場』へ向かいました。

  『唐津くんち』は11月に行われる唐津神社の秋祭りです。十六世紀の終わりに始まったものと伝えられているそうで、その最大の呼びものが氏子が奉納する曳山行列。一番ヤマ「赤獅子」から十四番ヤマ「七宝丸」まで14台あります。

この曳山は、1819年に刀町の木彫家だったといわれる人が伊勢参りの帰途に京都で見た祇園山笠をヒントにして仲間たちと赤獅子を作り、奉納したのが始まりだそうです。以来、1876年までの57年間に他の14台が作られたそうですが、一台の制作費を現在のお金に換算すると、1億〜2億円になると言われているそうです。
『曳山展示場』には、実際にお祭りに使われるその曳山が展示されています。

赤獅子 亀と浦島太郎 源義経の兜

鳳凰丸 飛龍 金獅子 武田信玄の兜

上杉謙信の兜 珠取獅子 七宝丸

ニュースでは毎年その様子を見ることができるものの、実際に見たのは初めてです。2つの曳山は修復中で見られませんでしたが、思っていた以上の大きさに驚きました。展示場の中では唐津くんちの様子を映したビデオが流れ、お土産も売られていました。
この曳山は唐津くんちだけではなく、海外や国内のお祭りなどにも参加しているそうです。